昔からよく日柄の良い日にイベントは行われます

私が結婚をする際、祖父母はとにかく日柄を気にしました。

 

入籍する日や結婚式の日は勿論大安、新婚旅行の出発日にもこだわってきて、友引に出発しました。

 

子供の名前を命名した日も大安です。一番大変だったのは引っ越しでした。

 

 

引っ越しの日取りは絶対に大安か友引にしろと命令され、こちら側の予定もあるのに絶対に譲ってくれませんでした。

 

 

結局大安に引っ越しをしたのを今でも鮮明に覚えています。秋で気候が良い日の引っ越しだったので予約が一杯で、しかも料金設定は高め。それでも大安をごり押しされ、とにかく慌ただしく引っ越し作業をした記憶があります。

 

 

 

祖父母は他界しましたが、未だに何か“事”を始める節目には日柄を気にするクセがついいています。そもそも引っ越しと日柄って関係があるのでしょうか?最近の引っ越し事情をもとに調べてみました。

 

そもそも日柄とは・・・

そもそもお日柄とは何か?カレンダー下に小さく六曜が書いてあるのをご存じでしょうか。読み方は「ろくよう」「りくよう」と言います。暦の一種であり、一ヶ月を5で割ったものを吉凶で表したものです。

 

 

「大安」「赤口」「仏滅」「先勝」「先負」「友引」この6つが、暦中の中でも代表的な「六曜」と呼ばれるものです。

 

 

まず「大安」ですが、「大いに安し」という意味を持ちます。婚礼や引っ越しなど人生の節目の行事には、好んで選べれる日柄です。とにかく一番人気の日柄だと言えるでしょう。

 

 

次に人気の日柄が「友引」ですが、友引の解釈は地域や個々で差があります。「凶事に友を引く」という意味を持つのが友引であり、仏事や葬儀を行うのは大凶とされています。逆に結婚式を行う際に友引を選択する人は多く、「友達にも良い縁を・・」との解釈があります。引っ越しの際わざと友引のみを選択するという考えの人は少数であるものの、大安か友引なら良しとする人は結構多いです。

 

 

次は「赤口」です。吉とされる時間が午の時刻(午前11時頃から午後1時頃まで)とされていますが、基本的に凶日です。勝負事やお祝い事には最も適さない日とも言われます。また「赤」という字を用いていますので、火の元や刃物に注意する日となっています。

 

 

 

赤口と同じく不人気なのが「仏滅」です。赤口自体の意味を知らないという人でも、仏滅と聞くと最も良くない日と答える事があります。仏滅は仏も滅するような大凶日と言われ、1日良くない日とされます。入籍や披露宴など、おめでたい事は特に避けるべき日だとされています。今年のカレンダーで自分の誕生日を確認し、仏滅だと何とな〜く嫌な気分になったりしますね。それほど仏滅の陰パワーは凄いです。

 

 

 

但し難しいのが引っ越しです。確かに大きな“事”を始める節目にはなりますが、結婚式などで日柄は気にするものの、引っ越し程度では日柄を気にしないという人もいます。

 

 

次は「先勝」です。「さきがち」「せんしょう」「せんかち」と呼びます。「さきんずれば即ち勝つ」と言われ、午前中は吉、午後は凶とされる日です。勝負事と行うのに良い日とされています。そういえば、引っ越しの際祖母に「大安か友引にしなさい、どうしてもだめなら先勝でも良いよ。但し午前中に済ませなさい」と言われました。午前中に引っ越し作業を全て終わらせる事ができないと怒られそうだったので、私は先勝を選択するのはやめました。

 

 

最後は「先負」です。「さきまけ」「せんぶ」「せんまけ」と呼び、午前中は凶、午後は吉とされる日です。勝負事や急用は避け、静粛にしていた方が良いとされています。今思えば、先負けは午後吉なのに、何故祖母は引っ越しの日取りで「大安」「友引」「先勝」(大安か友引がどうしてもだめならという条件付)しか提示しなかったのかな?先負けで午後から引っ越しでも良かったのでは?今は亡き祖母に聞く訳にいきませんが、きっと「負け」という文字を嫌ったのでしょう。先“負け”より先“勝ち”の方が聞こえも良いですしね。そんな気がします。

 

 

現代は日柄を重視していない?!

さてこれが六曜の意味なのですが、時代は変わりつつあります。六曜が記載されている暦も少なくなりました。結婚式やお葬式に六曜を気にする人はまだまだ多いものの、引っ越しでお日柄を考える人は少数となっています。

 

 

例えば単身の引っ越しの場合、お日柄を気にする人はほぼゼロと言って良いのではないでしょうか。

 

 

それよりも自分が指定する日にちに予約が取れるかどうか、そして最大の課題は料金でしょう。但し新築への引っ越しとなると話が少し違ってきます。戸建ては一生ものですから、一生続くスタートの時を最良の日で始めたいと思うのは当然です。

 

 

どうしても大安が良いと心に決めている人もいますし、大安か友引、又は先勝の午前中を指定する家族は多いです。私の祖父母と同じ考えですね。

 

 

新築への引っ越しと同様に日柄を気にするのが、結婚の為の引っ越しです。結婚で新たな人生をスタートする華やかな門出を、日柄の良い日でスタートしたいという気持ちは間違いではありません。特にこの場合は、本人達よりも親御さんの方が拘る傾向にあります。

 

 

本人達が無関心なら、親が日取りのせいで割増になった引っ越し料金を支払ってでも、日柄の良い日に引っ越しをさせる・・日本人の引っ越しあるあるってやつですね。

 

 

しかし本人達だけの引っ越しや、代々日柄を気にしない家系の場合、料金が安くなるのなら日柄なんて気にしない♪という考えは普通にあります。実際、引っ越しの繁盛期に引っ越しをする場合、それだけで引っ越し料金は割増になります。

 

 

 

更にお日柄を気にするとなると、普通より三割増し位になる覚悟は必要です。そして実際に仏滅などに引っ越しをした夫婦に話を聞くと、「特に災いが起こった訳でもなく平穏な日々」という回答です。お日柄の良くない日に引っ越しをして、その後悪い事が起こったら・・「あの時日柄を気にしていれば」と後悔するでしょうか?もししそうだなと思ったのなら、多少お金を出してでも日柄を気にして引っ越しするべきでしょう。

 

 

 

逆に「我が家はそんな事絶対気にしない!」と断言できるのならば、日柄なんて気にせず自分達の好きな日に引っ越しをするべきです。むしろ仏滅など不人気の日柄を選び、料金を値引きさせるという手もあります。更には引っ越し作業員に余裕があり、希望通りの引っ越しが可能かもしれません。どちらを選択するにしても、後悔ない様にしましょうね。